2024年度会長挨拶

1964年11月27日。当時「東京オリンピック」が開催され、日本が戦後復興から高度経済成長期へと突き進む活気に満ち溢れた時代の最中、大村ライオンズクラブは36名のチャーターメンバーが集結し、この大村の地に産声をあげました。

当時人口60,000人だった大村市は、以降ずっと成長を続け、その支えとなったのは、多くの先人たちの努力とともに、大村ライオンズクラブの存在も大きかったと思います。ここであらためて今日まで活動を続けてこられたクラブ会員各位および、その活動を支えていただいた関係者皆様に感謝すると同時に、今、ライオンズクラブの一員として活動出来ていることを誇りに思います。
日本に住む私たちの日常において、大きな不自由もなく平和な暮らしを享受する一方で、広く世界へと目を向けると、頻発する自然災害により生活が脅かされている人々や、人間の便利な生活の裏で壊されてきた自然環境や、貧困問題を抱える地域に暮らす子どもたちの教育力低下や健康被害と、国内外問わず多くの解決しなければならない社会問題があります。
世界の人々は今、以前にも増して”明るい希望”を必要としているのです。
だからこそ、世界中で140万人を数える各国ライオンズクラブ会員は、一致団結し、一緒に汗を流しながら、そして一歩ずつ、より良い地域コミュニティーを作るために日夜活動しています。

私たち大村ライオンズクラブは、本年結成から60年目を迎えるにあたり、これまで先輩会員が積み上げてこられた活動の成果を検証し、そしてこれから始まる未来においても、地域から必要とされる団体として活動を昇華させなければなりません。
時代は大きく変わっていきます。次世代の子供たちのために、私たちのふるさと大村を大切に守りつつ、世界中の人たちの幸せも考え、これからもライオンズクラブのモットー「We Serve(ウィ・サーブ)」を貫いていくことを誓います。
1年間よろしくお願いします。